G800/E500シリーズBEEP音階表

 最初に書いておきますが、G800シリーズにはスピーカー(圧電ブザー)がついていません。したがって、音を鳴らす命令BEEPは隠し命令としてマニュアルには載っていないのです。しかし、BEEP命令があるためにスピーカーを自作するだけで音を出すことができるようになります。

自作についてはここでは扱っていませんのでリンクの中のAijawaさんやNO1さんのサイトをご覧になってください(笑)

 《 BEEP命令の使い方 》

   BEEP A,B,C

という形で音が鳴らせます。なお各パラメータは省略も可能です。例えば、「BEEP3」とすると3回ほど高い音(約4KHz)が鳴らせます。

A(鳴らす回数)は0〜65535、B(音の高さ)は0〜255、C(音の長さ)は0〜65535の範囲が指定できます。(整数部分のみ有効で小数点以下は切り捨てで扱われる)

以下にG800シリーズとE500シリーズの音階表を記します。
この中で、「音の長さ」は1秒間鳴らすためのCの値になります。つまり、言い換えれば、テンポ60の4分音符と同じことです。テンポが2倍になったらこの値は半分になり、音符の長さが半分になった場合(4分音符を8分音符にするなど)も半分になります。

なお「OMP」というのは音階演奏ソフト「OMP」で表した音の高さを示します。つまり、「OMP」を使用すれば、音階演奏をしても両シリーズ共通のソフトを作ることが可能なのです。

BEEP音階表

   ド  #ド   レ  #レ   ミ   ファ #ファ  ソ  #ソ   ラ  #ラ   シ 
高さ(G800) 218 206 194 182 172 162 152 143 135 127 119 112
高さ(E500) 222 208 195 183 172 161 150 141 132 123 115 107
長さ(共通) 262 277 294 311 330 349 370 392 415 440 466 494
OMP
   ド  #ド   レ  #レ   ミ   ファ #ファ  ソ  #ソ   ラ  #ラ   シ 
高さ(G800) 105 99 93 87 82 77 72 68 64 60 56 52
高さ(E500) 100 93 86 80 75 69 64 59 55 50 46 42
長さ(共通) 523 554 587 622 659 698 740 784 831 880 932 988
OMP
   ド  #ド   レ  #レ   ミ   ファ #ファ  ソ  #ソ   ラ  #ラ   シ 
高さ(G800) 49 46 43 40 37 35 32 30 28 26 24 22
高さ(E500) 39 35 32 29 26 23 21 18 16 14 12 10
長さ(共通) 1047 1109 1175 1245 1319 1397 1480 1568 1661 1760 1865 1976
OMP _
   ド  #ド   レ  #レ   ミ   ファ #ファ  ソ  #ソ   ラ  #ラ   シ 
高さ(G800) 21 19 18 16 15 14 12 11 10 9 8 7
高さ(E500) 8 6 5 3 2 0            
長さ(共通) 2093 2217 2349 2489 2637 2794 2960 3130 3322 3520 3729 3951
OMP

(注意)

この表を見て分かるようにG800シリーズの方がE500シリーズよりも高音まで出すことが可能(CPUのクロック周波数が高いためと思われる)になっています。OMPを使用して両対応のソフトを作る際にはその辺のことをご注意ください。

また、表中の「‘」(アスキーコード96)はE500では[SHIFT]+[M]で入力可能(G800では不明)です。

この表を作る際に使った公式を書いておきます。
G800 音の高さ=1300000/22/周波数-166/22
E500 音の高さ=64000/周波数-22.5
共通 音の長さ=周波数*鳴らす時間(秒)


RETURN

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