プチコンBIG専用 簡易毛筆 for U

最終更新日 2017年1月2日
初出公開日 2016年12月30日
【3号動作不可】【BIG専用】 プチコン3号では動作しません

 これはプチコンBIGで毛筆のようなタッチで書く(描く)ことができるお絵かきソフトです。プチコンBIGの高解像度画面専用となっているためプチコン3号では動作しません。プチコン3号しか持ってない方はプチコン3号用の「簡易毛筆 for 3ds」を使用してみてください。ちなみに「for 3DS」はプチコンBIGでも動作可能です。

《 メニュー 》



実行画面スクリーンショット




 ※クリックで拡大




プログラムリスト、公開キー



《 プログラムリスト 》
ACLS:XON WIIU:FN$="GRP1:OCHA_FUDE"
XSCREEN 6,6,6
DISPLAY 1
IF CHKFILE(FN$) THEN LOAD FN$,0 ELSE GCLS #WHITE
IF BUTTON() AND #B THEN FL=1:BEEP 70:WAIT
DB=8-FL*4:DC=#BLACK

WHILE 1
 PX=TX:PY=TY
 TOUCH 0 OUT TT,TX,TY
 DX=TX-PX:DY=TY-PY
 B=BUTTON()
 B2=BUTTON(2)
 BB=B2 AND 63
 IF BB THEN DB=BB
 R=MIN(TT,30-FL*20)/(SQR(DX*DX+DY*DY)+FL*24+6)*(DB+1)*(FL*9+1)
 BL=B AND #L
 COL=!BL*DC-!!BL
 IF TT>1 THEN
  GFLINE PX,PY,TX,TY,R,COL
  ELSEIF B==B2 && B2==#L THEN DB=0
 ENDIF
 IF B AND #L THEN
  IF B AND #R THEN GCLS #WHITE
  IF B AND #X THEN SAVE FN$
  IF B AND #Y THEN LOAD FN$,0
 ENDIF
 VSYNC
WEND

DEF GFLINE X1,Y1,X2,Y2,R,C
 VAR A,B,I,J,M,X,Y
 M=MAX(ABS(X2-X1),ABS(Y2-Y1))
 FOR I=1 TO M STEP R/2
  X=X1+(X2-X1)/M*I
  Y=Y1+(Y2-Y1)/M*I
  FOR J=1 TO R*R*2+4
   A=RNDF()*PI()*2
   B=(RNDF()+RNDF()+RNDF())*R/3
   GPSET X+COS(A)*B,Y+SIN(A)*B,C
  NEXT
 NEXT
END

ver.1.1.0 公開キー【 7E7EQ3HJ 】、ファイル名「OCHA_FUDE_110


使用方法



 十字ボタンやA、Bボタンで筆の太さを7段階に選択可能です。

ボタン
太さ
適した文字数
Rボタンのみ
極細筆
100文字以上
ボタン
細筆
36〜100文字程度
ボタン
中筆
12〜36文字程度
ボタン
太筆
4〜12文字程度
ボタン
極太筆
2〜4文字程度
Aボタン
超極太筆
1〜2文字程度
Bボタン
超々極太筆
1文字程度

 筆の太さはプチコン3号のQSPとして作られた「簡易毛筆QSP」とは異なり、押した瞬間に決まるため書いている間押し続けなくても良いです。適した文字数はあくまで目安です。「4文字書きたい」という場合には「太筆」で書くとちょうどいい感じの太さに収まるというだけであってダイナミックに書きたい場合はさらにワンランク上の太さである「極太筆」を選択しても問題ありません。
 Aボタン、Bボタンの超極太筆はダイナミックなデカ文字を書くのに使ってください。

 筆の太さは書いている途中で自由に変えられるため気にする必要はありません。
 Lボタンを押している間は墨汁からホワイトインクに代わり書いた文字を消すことが可能です。毛筆なのでアンドゥはありません。

 セーブはLボタン+Xボタン、ロードはLボタン+Yボタン、全消しはLボタン+Rボタンです。
 なお、セーブは "GRP1:OCHA_FUDE" というファイルを上書き保存していきます。ロードはそのファイルをロードしていきます。したがって、「名前を付けて保存」という機能はありません。

 入り抜きに対応しているのですが、これは筆を動かす速度で実現しています。同じ筆でも速く動かすと細くなり、ゆっくり動かすと太くなります。一定以上遅い場合は玉状になりますが、これも筆っぽさを強調していると思います。
 したがって、はねやはらいはサッと素早く筆を動かす必要があり、慣れるまでは少し難しいかもしれません。
 また、速く動かすと線がかすれるようになります。細い筆でも線がかすれるため太い筆で書くのと同じくじっくり書いてください。

 基本的に毛筆で文字を書くイメージで書いてもらえれば良いのですが、慣れないとペンや鉛筆で書くように書く人もいることでしょう。そういう人のためにイージーモードを用意しました。イージーモードはBボタンを押しながら起動すれば良いです。
 イージーモードは「はね」や「はらい」が出来にくくなる反面で鉛筆で書くような速さで書いても極端に線が細くなったりせずに無難な感じの線で書くことが可能になります。

《 イージーモードと通常モードの違い 》


 イージーモードはあくまでビギナー向けの機能なのである程度慣れた人や「はね」や「はらい」を表現してみたい人は通常モードで使用してください。


プログラムの仕組み・改造点



 プチコン3号用「簡易毛筆 for 3DS」のプログラムの仕組み・改造点を参照


最後に



 このプチコンBIG用の「簡易毛筆 for U」はプチコンシリーズの毛筆ソフトの中では最高の出来だと思います。もっとも、毛筆ソフトを作っている人自体がほとんど居ませんが・・・。
 ぜひ、プチコンBIGを持っている人は試して欲しいのですが、プチコン3号しか持ってない人はプチコン3号用の「簡易毛筆 for 3DS」の方を使ってみてください。for Uと比べたら劣りますが、プチコン3号用の中では最高の毛筆ソフトだと思います。
 基本的には同一アルゴリズムのfor 3DSとfor Uで差が出るのは速度と解像度の違いがあるためです。for 3DSは「旧3DSでも可能な限り60fps動作」を実現するため少し妥協した部分もあるし、解像度が低いためにじみ表現をやりにくいというのが影響しています。

《 更新履歴 》
ver.1.0.0 2016年12月30日 プチコンBIG版の初公開バージョン
ver.1.0.1 2016年12月31日 にじみやかすれの微調整。全消し時に極細になる不具合修正
ver.1.1.0 2017年1月2日 にじみやかすれの仕様変更による高速化、イージーモード搭載


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